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2006年7月31日 (月)

出ました、ジーヴス!(笑) ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

P.G. ウッドハウス, 森村 たまき
でかした、ジーヴス!―ウッドハウス・コレクション


出ました~、ジーヴス最新刊ですっ。国書刊行会の単行本。内容は「情け知らずのアガサとダリアの両オバさんをはじめ、恥知らずの悪友シッピー・タッピー・ビンゴや怖いもの知らずの悪童トーマスらの猛攻をまえに、またもやピンチにおちいる世間知らず若旦那バーティー。あいも変わらぬ奇人怪人たちが勢揃いした、奇想天外なジーヴス・ワールド全11編。」ということで、ジーヴス・シリーズを読んでいない人は、こういう短篇って1冊読んだらもうお腹いっぱいなんじゃないの? 何冊も読んだら飽きちゃうよ~なんて思っちゃうんでしょうね。
 
 

Rick Yancey
アルフレッド・クロップの奇妙な冒険


ソフトバンククリエイティブの単行本です。著者名がカタカナじゃないから、もしかして翻訳本じゃない? と思ったけど、アメリカのアマゾンにもあったから、やっぱり翻訳本ですね。内容は「ハリウッド 映画化決定! 2007年公開予定 ボクが世界を守って死んじゃうなんて 超絶ネガティブシンキング! 聖剣エクスカリバーをめぐる、キッチュでニートなミスティックアドベンチャー。」ということです。スカシ系?
 
 

ブラッド・ランド, 佐藤 利恵
逃げ出しちゃえば、世界は動く


ソニー・マガジンズの単行本です。内容は「暴力事件に巻き込まれた傷も癒えないうちに、大学では新入生しごきが始まってしまった。楽しい大学生活を送ろうとしていたのに…。自分で一歩を踏み出して、たどり着いた「救い」とは? ノンフィクション・ストーリー。」ということです。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月30日 (日)

石の葬式 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

パノス・カルネジス, 岩本 正恵
石の葬式


本日気になったのはこれ、白水社の単行本です。副題は『神々も知らない、もうひとつの「ギリシア」』となっていました。内容は「ケンタウロス男、ホメロスを暗唱するオウム、「歴史」という名の馬……近代化から取り残されたギリシアの寒村の運命とは? 〈マジック・リアリズム〉の世界を描く珠玉の連作短篇集。」と、もうひとつあって、こっちのほうが食いつきたくなる内容なんですが、「神々も知らないもうひとつの「ギリシア」。この世の終わりを叫ぶ神父、ホメロスを暗唱するオウム、蝋で固めた翼で飛び立とうとする男・・・近代化から取り残されたギリシアの寒村の運命とは? 神話的小宇宙を鮮やかに描き出す〈マジック・リアリズム〉の世界。」ということです。ん~、微妙なんですが、微妙なんですがっ、気になりますっっ。
 
 

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ, 松下 裕
チェーホフ・ユモレスカ


こっちも気になるんですけどね、新潮社の単行本です。31日発売予定なんで、ちょっとフライング気味ですが。内容は「人生の一瞬のきらめきと皮肉な結末、物哀しくも愛すべき人物たち。劇場の片隅に居座る名物男爵や没落した公爵令嬢と老僕の特別な一日など、技ありのショートショートが本邦初訳15篇を含む新訳で甦る。」ということで、チェーホフのユーモア短篇、気になりますっ。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月29日 (土)

奇術師の密室 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

リチャード・マシスン, 本間 有
奇術師の密室


本日一番気になったのはこれ、扶桑社の文庫本です。「ある日どこかで」など翻訳本がたくさんあるリチャード・マシスンのミステリです。娯楽として読めば、かなり楽しめそうな感じっ。内容は「往年の名奇術師も今は植物状態となり、身動きできずに部屋のなか。ところが、芸を受け継いだ息子、悪辣なその妻と弟、そして腹にいち物あるマネージャーが入り乱れ、老奇術師の眼前で、驚くべき殺人劇がはじまった! 息も継がせぬどんでん返しの結末は……。鬼才マシスンが贈る、唯一無二のミステリー。」ということです。
 
 

ジム・トンプスン, 黒丸 尚
グリフターズ


こちらも扶桑社の文庫本、映画のおかげでタイトルだけは知っているだろ~という、ジム・トンプスン作品の復刊です。内容は「競馬のノミ屋稼業の女、その息子は酒場で他人から金を巻きあげ、彼の恋人は架空取引をしかける……。三者三様の詐欺師稼業だったが、彼らがLAに吹き寄せられたとき、身を切るような愛憎のドラマがはじまった!スティーヴン・フリアーズが映画化した、ジム・トンプスンのノワールの名編、待望の復刊。」ということです。
 
 

F.ポール・ウィルスン, 大瀧 啓裕
始末屋ジャック深淵からの脅威 上



F.ポール・ウィルスン, 大瀧 啓裕
始末屋ジャック深淵からの脅威 下


これまた扶桑社の文庫本です。翻訳本がけっこうたくさんある、お馴染みホラー作家さんですね。内容は「〈始末屋ジャック〉の父親が交通事故で昏睡に陥った! 急遽フロリダに飛んだジャックが遭遇する事件とは? 父親トムの秘められた過去が明らかにされる一方、謎の女が現れ、ジャック父子の周辺では、奇怪な事件が続発アメリカの裏世界を舞台に「異界の侵攻」を描くモダンホラーの傑作! 」ということです。
 
 

ホルヘ・ルイス ボルヘス, Jorge Luis Borges, 斎藤 幸男
闇を讃えて


水声社の単行本です。ボルヘスですよ~。詩集ですけどね。内容は「“わたしは今すべてを忘れようとする。わたしの中心に、わたしの代数学、わたしの鍵、わたしの鏡に達するのだ。わたしは誰か、今それをしるだろう。”忘却、死、非在。散文と詩が混在する、70歳に達したボルヘスの5番目の詩集。」ということです。
 
 

ラビンドラナート・タゴール, ミミ・ラダクリシュナン, 内山 眞理子
ベンガルの苦行者


未知谷の単行本です。タゴールですよ~。詩集ですけどね。というか、詩集絵本ですが、絵がインパクトありますね~っ。内容は「「天上界の力を、おまえはついに手に入れたのだ」「もはや天上界にわたしのほしいものはありません」「すると、おまえはなにがほしいのか」「わたしが望むものは、あの森の、焚き木ひろいの娘です」 天上界の力を求めて修行する若き“苦行者”と彼の修行を母の如くそっと包み込む“焚き木ひろいの娘”の物語修行成就の果てに彼が求めたものは――。アジア初ノーベル文学賞受賞者、詩聖タゴールの寓話詩の新訳とベンガルの女流画家の描き下ろしによるオリジナル絵本シリーズの一冊」ということです。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月28日 (金)

トルーマン・カポーティ ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

カポーティ, 川本 三郎
叶えられた祈り


新潮社の文庫本です。どっちかというと、この下のが文庫化したことに驚き、感動しまくりなんですが、まずはこちら。単行本はいつのまにやら絶版になっていたんですね。カポーティの未完の遺作の文庫化です。内容は「ハイソサエティの退廃的な生活。それをニヒルに眺めながらも、そんな世界にあこがれている作家志望の男娼。この青年こそ著者自身の分身である。また実在人物の内輪話も数多く描かれていたので、社交界の人々を激怒させた。自ら最高傑作と称しながらも、ついに未完に終わったため、残りの原稿がどこかに存在するのでは、という噂も。著者を苦しませ破滅へと追い込んだ問題の遺作!」ということで、これだけを読むより、下の本も一緒に読むとそういうことか~と深みが出ておもしろいと思います。
 
 

ジョージ・プリンプトン, 野中 邦子
トルーマン・カポーティ (上)



ジョージ・プリンプトン, 野中 邦子
トルーマン・カポーティ (下)


新潮社の文庫本です。単行本からの文庫化なんですが、こういう本ってなかなか文庫にならないし、この本じたい、単行本としか考えてなかったんで、文庫本になるなんて~と感動しまくりです。これ読んで、あらためて短篇集「ティファニーで朝食を」収録の「クリスマスの思い出」を読んだら、溺れるぐらい泣けましたよ。なんというか、清らかな人ではないんですよ。でも、「星の王子さま」のように、しょぼい星にひとつだけ薔薇が咲いていて、それを大切にしてたんだなあ、と。内容は「幼いころ親の愛情に飢え、同性愛者であるがゆえに偏見に苦しんだカポーティ。しかし彼は若くして、自分は作家になると信じていた。その望みどおり彼はアメリカ文学界に彗星のごとく登場し、衝撃のデビューを果たす。独自なスタイルの作品を多く発表した後『冷血』でゆるぎない名声と莫大な富を得る。彼の数奇な生涯を、友人・愛人・ライバルが生生しく証言した聞き書きによる伝記。」ということです。「クリスマスの思い出」(しつこいですが、「ティファニーで朝食を」収録の)で泣けたら、「草の竪琴」もどうぞ♪  ついでに文藝春秋のジェラルド・クラーク「カポーティ」も文庫化されると完璧なんだけどなあ、それは無理か(^^;)(^_^;) あ、でも、この本が予想以上に売れちゃったりしたら、可能性ありですよね。下手な小説より数倍おもしろいですよ、ものすごく考えさせられるし、買ってね~(笑)
 
 

スティーヴン・キング, 風間 賢二
ダーク・タワー (6〔上〕)



スティーヴン・キング, 風間 賢二
ダーク・タワー (6〔下〕)


これまた新潮社の文庫本です。<ダーク・タワー>シリーズですがな。もう6ですよ。内容は「スザンナが消えた。あの忌まわしき魔道師の水晶球〈十三番目の黒球〉とともに――。〈狼〉との死闘の直後、秘かに強力さを増していた第四の人格マイアの意志のもと、スザンナは妖魔の子を産むためにひとり1999年のニューヨークへと転移していた。何者かに操られるように行動するマイアの意図とは。そして、残された一行に彼女を追う術はあるのか。いよいよ大詰めの第VI部、緊迫の開幕!」ということです。
 
 

スティーブン・ブース, 宮脇 裕子
死と踊る乙女 上



スティーブン・ブース, 宮脇 裕子
死と踊る乙女 下


東京創元社の文庫本です。これはミステリですね。内容は「リンガム荒野にそびえ立つ遺跡〈九人の乙女岩〉で、女性の惨殺死体が発見された。伝説にあるように、まるで踊っているような姿勢を取って……。荒野ではつい数週間前に、別の女性が重傷を負い、記憶喪失となる事件があったばかりだ。相次ぐ惨劇に地元警察は色めき立ち、いっそう捜査に熱を入れ始める。『黒い犬』に続き、現代英国警察小説の息吹を鮮やかに伝える、《ベン・クーパー&ダイアン・フライ・シリーズ》第二弾の登場。」ということです。
 
 

ロイス・マクマスター・ビジョルド, 小木曽 絢子
メモリー 上



ロイス・マクマスター・ビジョルド, 小木曽 絢子
メモリー 下


こちらも東京創元社の文庫本です。<ヴォルコシガン・シリーズ>ですね。内容は「特命作戦の遂行中、マイルズは低温蘇生の後遺症による発作を起こし、救出すべき捕虜を死なせかけてしまう。だが彼は発作の一件を隠して機密保安庁に報告し……結果、イリヤン長官から最悪というべき処分を受けた。失意のあまり館にひきこもるマイルズ。時まさに青年皇帝の婚約話がもちあった折、周囲が慌ただしさを増すなか、新たな危機が――長官の身を思わぬ事故が襲ったのだ! シリーズ最大の転回点。」ということです。
 
 

カート・コルバート, 小田川 佳子
ラット・シティの銃声


これまた東京創元社の文庫本です。ハードボイルドですが、表紙からすると、わりと楽しいハードボイルドなのかな? 内容は「朝食の最中に事務所に押し入り、いきなり銃を撃ってきた大男を、わたしは一弾で倒した。見知らぬ男だが、なぜわたしを殺そうとしたのか? 助手のミス・ジェンキンズと海兵隊時代の仲間たちの協力で調査に乗り出すわたしの前に浮かびあがってきたのは、警察の腐敗と謎の女。悪人たちが幅を利かせる“ドブネズミの街”シアトルを、腕っ節と減らず口を武器に、私立探偵ジェイク・ロシターが行く。シェイマス賞候補の痛快ハードボイルド。」ということです。
 
 

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ, 浅羽 莢子
ダークホルムの闇の君 上



ダイアナ・ウィン・ジョーンズ, 浅羽 莢子
ダークホルムの闇の君 下


こちらも東京創元社ですが、創元ブックランドの本ってことで、またもや文庫本からの単行本化という変わった方向ですね。内容は「いまや魔法世界はめちゃくちゃだった。別世界の資本家チェズニー氏が送りこんでくる観光ツアーのせいで町も畑も荒れ果て、諸国の財政もすっからかん。魔術師大学の総長ケリーダのもとには、魔術師、吟遊詩人、傭兵、はてはエルフや龍までもが、口々に不満をうったえてくる。世界をチェズニー氏から救わなくては……。困り果てたケリーダたちに神託が告げたのは、変わり者の魔術師ダークの名。ミソピーイク賞受賞の傑作ファンタジー。」ということで、私たちが文庫本で読んだときの紹介はこちらです。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月27日 (木)

停まった足音 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

A.フィールディング, 岩佐 薫子
停まった足音


論創社の単行本、<論創海外ミステリ>の52です。知る人ぞ知る、ヴァンダインも絶賛の古典的名作で、本格ミステリだそうですよ。内容は「屋敷の一室で女主人の遺体が発見された。争った形跡はなし。事故か自殺か、あるいは殺人か。ロンドン警視庁のポインターが地道で緻密な捜査を続けた結果、浮かび上がる意外な真相…。」ということです。
 
 

ジュリアン・シモンズ, 伊藤 星江
自分を殺した男


論創社の単行本、<論創海外ミステリ>の53です。この方はコナン・ドイルの研究家としても有名なミステリ作家だそうで、邦訳本もミステリとコナン・ドイル研究本が同じぐらい出てますね。この本の内容は「女房の尻に敷かれる零細企業の経営者アーサー。妻から愛されつつも美しい女性との情事に耽るイースンビー。ある日妻殺しを決心したアーサーは、イースンビーに手を下させることにしたが…。ユーモアと皮肉たっぷりの犯罪小説。」ということです。
 
 

リチャード・ハル, 森 英俊
善意の殺人


原書房の単行本です。<ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ>だそうです。この方は「伯母殺人事件」(「伯母殺し」)という作品が複数の出版社から何度も出てる方ですね。よほどの名作ってこと? この本の内容は「列車で起きた富豪の毒殺事件をめぐる法廷劇。誰がどのタイミングで疑われずに毒を仕込めたのか、数々の証言が「被告」の前で明らかにされてゆくが…。「被告」の名前が最後まで読者に明かされない、技巧に満ちた長編ミステリ。」ということです。
 
 

ポール・マイヤーズ, 石原 俊
レナード・バーンスタイン―人は彼を愛するか憎むしかなかった。その中間はなかった。


アルファベータの単行本です。<20世紀の芸術と文学>というシリーズだそうで。内容は「元・担当プロデューサーが描くバーンスタインの栄光と挫折の生涯。決定版評伝の廉価新装版・写真多数。「ウェスト・サイド・ストーリー」初演、ニューヨーク・フィル音楽監督就任から半世紀。元・担当プロデューサーが、20世紀後半における最も重要な音楽人、バーンスタインの栄光と挫折の生涯を公平に、感動的に描ききる。」ということです。
 
 

レイ・ジャッケンドフ, 郡司 隆男
言語の基盤―脳・意味・文法・進化


岩波書店の高級単行本です。内容は「伝統的な生成文法では統語論だけが生成的であると仮定しているのに対し、本書は音韻論、統語論、意味論が同様に生成的であるという並列機構を提案する。この枠組みにより、言語処理、言語獲得、言語使用、空間認知、社会認知、進化心理学、神経科学などとの実り多い相互作用が生まれ、人間の本質に迫る言語研究への道がひらかれる。」ということで、なんか本格って感じで気になったんですが、私たちが読む本ではないか(笑)
 
 

ルドルフ・シュタイナー, 西川 隆範
聖杯の探求―キリストと神霊世界


イザラ書房の単行本です。内容は「本書は人智学の道が超感覚的世界の認識だけではなく聖杯探求の道であることを示しています。「聖杯学」それは魂の浄化を必要とする人智学(=アントロポゾフィー)の次のステップです。「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだ、観た方へのコアな新刊。」ということです。イザラってなにかキリスト教の?と思ったら、スペイン、バスク地方の言葉で「星雲、銀河」という意味だそうで、ルドルフ・シュタイナーの作品を邦訳出版するのが第1目標の出版社なんだそうです。気合い入ってますね。
 
 

フェリクス・ティフ, 阪東 宏
ポーランドのユダヤ人―歴史・文化・ホロコースト


みすず書房の単行本です。内容は「ユダヤの歴史と文化の中に、ホロコーストはどう位置づけられるのか。ポーランドに暮らすユダヤ人たちの身に、何が起こったのか。日記・手記や多数の写真をはじめ、主として被害者側の資料を織り込み、過酷な史実をとらえる。」ということです。ユダヤ人作家の小説を読んで、もっと知りたいと思った方には最適な本かな。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月26日 (水)

それぞれの少女時代 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

リュドミラ・ウリツカヤ, 沼野 恭子
それぞれの少女時代


本日一番気になったのがこちら、群像社の単行本です。あの「ソーネチカ」のリュドミラ・ウリツカヤですよ。「ソーネチカ」は私たちが読んだときの紹介を見ていただければわかりますが、ちょっと主人公の女性が気に入らなかったりしたんですが(^^;)(^_^;)、上手い作家さんだなとは思ったんですよ。それだけに、こっちはいいかも、と気になります。内容は「体と心の変化に気づきながら、性への好奇心をもてあましぎみに、大人の世界に近づいていく、ちょっとおませな同級生の女の子たち。いまロシアで最も愛されている女性作家が、素顔の少女たちを描いた連作短編集。」ということです。 ね、なんか良さそう。
 
 

ジャン・ジオノ, 山本 省
木を植えた男


彩流社の単行本です。これまでにも、いくつかの出版社から出ている作品ですが、翻訳者は違って、これは新訳だそうです。そんなに名作なのですねえ。読んだほうがいいのかなあ。映画化もされてますよね。短編部門でアカデミー賞とってます。内容は「木の重要性をいち早く小説で表現したジオノ。報酬を求めず黙々と木を植え続けた主人公の高邁なる精神に瞠目。都市文明が行き詰った今、ジオノ文学の意義は大きい。新訳。」ということです。
 
 

ジュリアス・レスター, 金 利光
私が売られた日


あすなろ書房の単行本です。ドキッとするタイトルにノンフィクションかと思ったら、歴史小説だそうで。内容は「どしゃぶりの雨。それは神の流した涙だった。悪夢のような2日間によってゆがめられた運命…。奴隷制度の是非が問われ始めたこの時代、人間の数だけドラマがあった。知られざる奴隷市の真実に迫る、異色の歴史小説。」ということです。
 
 

ビル・メイソン, リー・グルエンフェルド, 田村 明子
宝石泥棒の告白―怪盗メイソン


集英社の単行本です。おもしろいタイトルに小説かと思ったら、こちらはノンフィクションだそうで。内容は「30年間で40億円の宝石を盗んだ男の本当の話。昼は不動産管理人、夜はルパン顔負けの腕前で副業に励み、30年間に40億円相当の宝石を盗んだ「アメリカ史上最も凄腕の宝石泥棒」。いかにして「成功」したか、内幕を描くノン・フィクション。」ということです。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月25日 (火)

石の庭園 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

モリー・モイナハン, 星野 真理
石の庭園


中央公論新社の単行本です。内容は「高校最後の年にアリスを見舞った親友の死。絶望から赦しへ、喪失から旅立ちへ、18歳の現実を瑞々しく描く、新しい青春の物語。」ということで、 タイトルからして古典かと思ってしまったけど、そういうわけではないんですね? なんだろう、なんかモヤっとする(笑)
 
 

ジェームズ レッドフィールド, 山川 紘矢, 山川 亜希子
人生を変える力―第十一の予言


角川書店の文庫本です。単行本からの文庫化ですね。内容は「『聖なる予言』『第十の予言』に続く、待望のシリーズ最新作! 人里から離れ、雪に覆われたチベットの山々の深部に、シャンバラと呼ばれる場所がある。ここでは何世紀のもわたって秘密の知恵が伝えられてきた。そしてまた、偶然の一致が、男をこの地へと引き寄せていく。」ということで、このシリーズって売れてるんですねえ。
 
 

ヨハンナ・シュピリ, 関 泰祐, 阿部 賀隆
アルプスの少女ハイジ 改版


角川書店の文庫本です。内容は「『ハイジ』がくれた、永遠の愛と感動。この夏、角川文庫で蘇ります。不幸な境遇にありながらも、太陽のように人々の心を照らしていく少女ハイジ。山奥で孤独にクラスおじいさんとの絆、そして足の不自由な少女クララとの出会い――壮大な自然の中で繰り広げられる、愛と幸福の名作」ということで、映画がらみで出るのでしょうが、表紙が控えめでいいですね。 映画写真表紙って嫌う方が多いからやめたのかな、最近なんか減ったような。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月24日 (月)

イリアム ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

ダン・シモンズ, 酒井 昭伸
イリアム


本日一番気になったのはこれです。「ハイペリオン」などで有名な、あのダン・シモンズですね~。早川書房の単行本です。内容は「〈海外SFノヴェルズ〉〈ローカス賞受賞〉はるか数千年もの未来、地球化された火星に住むギリシア神話の神々と英雄たちの熾烈な戦い……火星に再現されたギリシア神話世界の秘密をめぐる、波瀾万丈のSF叙事詩二部作、第一弾。はるか数千年もの未来、地球化された火星のオリュンポス山のふもとに住む学者ホッケンベリーは、イリアムの平原で神々やギリシア神話の英雄たちがホメーロスの『イーリアス』さながらに戦うトロイア戦争を観察していた。神々にナノテクで復活させられたホッケンベリーは、この戦争の記録をとらされていたのだ。だが、彼は思いもよらぬ使命をある女神からさずかる。地球でわずかに生き残っている人類は、仕事も学問もせず、衣食住のあらゆることを自動機械の下僕たちに任せ、享楽的な生活を送っている。この世界の仕組みに疑問をもった男ハーマンやその友人アーダとディーマンは、世界の謎をつきとめるべく旅に出た。木星の衛星エウロパに住む半生物機械であるモラヴェックのマーンムートは、イオのオルフらとともに、 火星探険隊の一員として、火星へと向かった。地球化された火星で起こっている異常な量子擾乱の原因を調査しようというのだが……」ということで、なんか凄い設定ですよね。ローカス賞を獲ってるってことは、ここまで大風呂敷広げといて(失礼な、笑)、最終的にはうまく纏めてあるってことですよね。ひゃ~。
 
 

デイヴィッド・R.ウォレス, 桃井 緑美子, 小畠 郁生
哺乳類天国―恐竜絶滅以後、進化の主役たち


こちらも早川書房の単行本です。内容は「複雑さと多様性に彩られる驚異の哺乳類の世界! ☆日本版特典☆進化史を一望する全長18メートル大壁画の複製ミニチュア付き。 新生代は哺乳類の時代といわれる。恐竜絶滅以後、哺乳類は数も種類も個体の大きさも急速に増加し、角を生やしたもの、鼻や首をのばしたもの、甲羅に覆われたものなど多様性に富んだ姿で地球を彩り、現在までつづく哺乳類の楽園を築きあげたからだ。ではなぜ白亜紀以前の哺乳類は小さいままだったのか? なにが哺乳類の進化を後押ししたのだろうか?この謎に多くの科学者たちが挑んできた。かの有名な中傷合戦を繰り広げたマーシュとコープ、その二人が遺した化石と地位をまんまと手に入れたオズボーン、革命さなかのアルゼンチンまで化石堀りに出かけたシンプソン……太古の生き物に負けず劣らず個性的な彼らの挑戦と壮大な哺乳類進化史を、ジョン・バロウズ賞受賞の著者が描き出す。」ということで、デイヴィッド・R.ウォレスは前に「ドラゴンの棲む川」(今は絶版)という邦訳本もありますね。けっこう本格的におもしろそう。それにしても、おまけが付いてるっ(笑)
 
 

アニー・チェイニー, 中谷 和男
死体闇取引―暗躍するボディーブローカーたち


これまた早川書房の単行本です。内容は「無断で献体を転売する大学病院、遺体を切り売りする火葬場…… 知られざるアメリカの死体マーケットの実態と、そこから暴利をむさぼる人々の素顔に迫る。死後まもない遺体の臓器が移植に用いられたり、医学部での実習用に献体が募られたりというのはよく聞く話だが、死体にはその他にも多くの用途がある。医療機器メーカーが医者を対象に新製品の実演販売をしてみせる、骨ペーストや骨ねじの原料になる、または軍部が地雷防護服を着せて強度を実験する……しかし、これらのすべてが遺族の合意に基づいて行なわれているわけではない。死体の需要と供給は、不法な死体の横流しや窃盗によって均衡を保っているのだ。死体をパーツに切り分けて出荷する火葬場(遺灰は適当に集められて返却される)、解剖室で余った死体を闇に流して私利を得る大学関係者、死体の出場所も確認せずに遺体を医療製品に加工する組織バンク、そして彼らをつなぐ仲介業者など、死体調達のネットワークは思いのほか身近で、複雑で、陰湿だ――。気鋭のジャーナリストが、遺体を切り売りする人々を直接取材し、驚くべき死体ビジネスの実態を明かす衝撃のルポルタージュ。」ということです。あんまりこういうのばっかり読んで語るようになっちゃうと怖いですけどね。
 
 

ルイス・キャロル, ジョン・テニエル
不思議の国のアリス~塗り絵~ 2


怖いのが入ったんで、最後は可愛らしいのを。サニー出版の塗り絵本です。前に第1弾を紹介しましたが、好評だったんでしょうね、第2弾がもう出ました。なごんでくださ~い。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月23日 (日)

数学的にありえない

本日の気になる新刊本、はないのですが、メールでおもしろそうな近刊本を紹介していただいたので、そちらを紹介いたします♪

「数学的にありえない」 アダム・ファウアー 矢口誠【訳】
文藝春秋 単行本(上下巻) 8月下旬発売予定


本の紹介文によると「起こり得る未来を予見できようになった男を追う強大な組織。この「能力」を駆使して反撃に出ろ!知的でスリリングな傑作登場」ということで、エンタメ系サスペンスだそうです。

しかし、ありきたりのエンタメ系サスペンスものじゃないそうで、これはメールから引用させていただくと(もちろん承認済み)、

「例えば『ダ・ヴィンチ・コード』がそうであるように、既存の翻訳ミステリ・ファンだけにとどまらず、「本を読んで楽しみたい」というひとたちを十分以上にエンタテインしてくれる作品だと思っています。 ノンストップ・サスペンスのプラットフォームに、何かの専門知識を組み込んだ、という点で、『ダ・ヴィンチ・コード』に連なる作品と言っていいでしょう。 『ダ・ヴィンチ・コード』は、その着想は申し分なく見事ではありましたが、物語のつくりとしては、いくらか単調な点が否めなかったように思います。ですが『数学的にありえない』は、何よりそのプロットの見事さ、伏線の周到さとそれが回収された瞬間に炸裂する驚きを誇るべき作品で、そこに関しては、明らかに『ダ・ヴィンチ・コード』を凌駕しています。」

だそうで、おお~っ、期待させてくれるじゃありませんか。

どれだけ凄いのかというと、

「この『数学的にありえない』、アメリカ作家アダム・ファウアーのデビュー作。栄えある第一回世界スリラー作家クラブ新人賞受賞作であり、世界の17の言語に翻訳され、複数の国でベストセラー・リストにランクインした話題作です。」

だそうで、念のため、アメリカのアマゾンでもチェックさせていただきましたが、こんな感じ でした。コメントも多いし、評価も高いですね。よしよし。

で、どうしても気になるタイトルですが、エンタメ系とはいえ理系の小難しさがある? と思ったら、

「数学が苦手なひとも、例えば『フェルマーの最終定理』や『博士の愛した数学』がそうであるように、まったく問題なく楽しめます。わたしは高校入試の模擬試験の数学で6点と7点(100点満点で)をとったことのある人間ですが、『数学的にありえない』を、仕事であることを完全に忘れて、それはもうすごい勢いで楽しんで読みました。」

のだそうです。

んで、具体的にはどんな感じかというと、

「謎の神経の失調に悩まされる天才的数学者が、巨大な陰謀に巻き込まれ、執拗な追手をかわしながら、自分が追われる謎を解く、というのが物語の骨子で、謎をはらんで疾走する三人称多視点のスリリングな語り口は、ロバート・ラドラムの伝説的傑作『暗殺者』(映画「ボーン・アイデンティティ」原作)を思わせます。 そんな高速ノンストップ・サスペンスの上に(これはネタ割りを恐れてここでは伏せますが)、とある斬新なアイデアと、それにのっとった史上類例のない論理とプロットの超絶アクロバットが展開されます。 謎めいた物語の断片が、一挙に収束してゆく後半のダイナミズム。細かで些細な挿話や伏線が、パズルのピースのように集まり、明かされる「真実」の電撃的驚愕。 これ以上の細部やあらすじは、あえて申し上げません。 とにかく圧倒的におもしろくスピーディ、ミステリ通を唸らせる周到な技や仕掛けも詰まった自信の一作なのです。 「小説には、まだこんな技が残されていた!」といううれしい驚きが得られます。」

だそうです。

ということで、“炎の行商人”さんの熱っいお勧めメッセージですが、多少割り引いたって、やっぱりおもしろそうですよね? これは期待できるかもっ。なんだか私たちの好きそうな感じだし、『「小説には、まだこんな技が残されていた!」といううれしい驚き』なんて書かれちゃうと、読まずにはいられないじゃないですか。ということで、私たちは読むことに決定! ということで期待して待ちます!

本日は以上です。丁寧なお勧めメールありがとうございました。他の方もこんな楽しいお勧めがあったら、ご遠慮なく♪

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2006年7月22日 (土)

クロイドン発12時30分(新訳) ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

F.W.クロフツ, 加賀山 卓朗
クロイドン発12時30分


本日一番気になったのはこちら。早川書房の文庫本です。あのクロフツの「クロイドン発12時30分」の新訳です! そういえば、クロフツの訳って、良いか悪いかは別として、もうけっこう古いといえば古いですもんね。あれ、でも、クロフツってハヤカワだっけ……と思ったら、おお、旧訳は東京創元社の文庫ではないですか。こちらも絶版になってないし。ということで、内容は「〈クラシック・セレクション〉旅客機内で老人が不審な死を遂げた! 倒叙ミステリの礎を築いた名作が、新訳で登場。 完全犯罪を成功させろ! 工場を経営するチャールズは窮地に陥っていた。資金繰りが苦しくなり、従業員たちの給料さえ支払えなくなる日も近い。頼りだったおじのアンドルーにも借金をきっぱりと断わられた。だが、絶体絶命のチャールズの脳裏にある危険な計画が閃いた。莫大な遺産を残してくれるはずのおじを完璧なアリバイとともに毒殺することができないだろうか? 成功すれば、彼が愛するユーナとの結婚も夢ではないのだが……。」ということで、東京創元社のはこちらです(↓) 奇特な方がいたら、両方読んで、どう違うか教えてほしい(笑)


F・W・クロフツ, 大久保 康雄
クロイドン発12時30分

 
 
 

クリス・ライアン, 伏見 威蕃
抹殺部隊インクレメント


こちらも早川書房の文庫本です。内容は「元SAS隊員マット・ブラウニングは、英国情報部SISから極秘任務を受けた。英国の製薬会社の薬品を密造している工場を破壊せよというのだ。マットは製薬会社の女性、爆発物の専門家とともに工場のあるベラルーシに赴く。その頃、英国では狂暴化した元兵士が起こす悲惨な事件が続発していた。やがてマットはこの事件と工場襲撃に関係があることを知るが、SAS最強の暗殺部隊が迫ってきた! 凄絶な対決を描く冒険アクション」ということです。
 
 

モーリス・バートン, 垂水 雄二
動物に愛はあるか 2 (2)


こちらも早川書房の文庫本です。前に1のほうを紹介していますよね。全2冊で、これが2です。内容は「〈ライフ・イズ・ワンダフル〉シリーズ 動物の珍しい「思いやり」行動を報告する科学レポート、利他度と仰天度アップの第2弾 「うちの猫はしゃべる」というのは飼い主の欲目と決まっているが、なかには、どう見ても知的に他を「思いやった」結果としか思えない行動の例が、新聞雑誌には載っている。池の金魚に餌をやるコウカンチョウ、ラクダに水をやったゾウ、溺れた飼い主を助けたイヌ……その真偽はいかに? 著者が長年かけて収集し、自分でも出くわした面白すぎるエピソードについて、科学者らしく慎重に検討しながら紹介する動物誌。(全2巻)」ということです。
 
 

ランディ・カッシンガム, 鬼澤 忍
訴えてやる!大賞―本当にあった仰天裁判


これまた早川書房の文庫本です。これはいかにもなアレだから、紹介パスしようかと思ったけれど、そうは言ってもちょっと気になったので、とりあえず(笑) 内容は「それは自分のせいだろっ!とつっこみたくなる米国のクレイジーな民事訴訟を表彰します。ステラばあさんが自分の不注意でマクドナルドの熱いコーヒーを膝にこぼしてやけどし、その「不当に危険な」商品を販売したマクドナルドを訴えて大金をせしめて以来、アメリカでは弁護士たちの入れ知恵によって馬鹿げた民事訴訟の件数が激増し、訴訟によって一攫千金を狙う風潮ができあがってしまった。とにかく、自分の気に入らないことの関係者はみな訴えてしまえ、というわけだ。 著者はこれら訴訟の原点であるステラにちなんで「ステラ賞」を設立、その候補をウェブ上で募ったが、集まった中には「都市伝説」にすぎないものも多く、その中で実際に裁判記録があるものを選んで表彰したのが「本当のステラ賞(The True Stella Awards)」。本書はその候補から厳選して、苦笑を禁じえない民事訴訟を紹介する。 」ということです。メルマガの書籍化なんですって。
 
 

マルコス・M・ビジャトーロ, 宮崎 真紀
褐色の街角


東京創元社の文庫本です。内容は「ロミリア・チャコン。28歳、ラテン系。ナッシュヴィル署殺人課の刑事。六年前に姉を殺されて以来、胸に燃える復讐の火を任務に注ぎこむ。新聞記者変死事件の現場に残されていたのは、翡翠のピラミッド……解決済みの連続殺人事件に新たな被害者が? 反りの合わない相棒との捜査中に出会ったのは、洒脱な紳士ムリージョ……麻薬王と噂される人物だが、彼が彼女に恋を? シングルマザー刑事の胸のすく活躍を描く新シリーズ開幕篇。」ということです。
 
 

アレクサンドル・グランダッジ, 北野 徹
ローマの起源―神話と伝承、そして考古学


白水社の文庫クセジュです。内容は「狼に育てられたというロムルスとレムスの伝説をはじめ、ローマ草創期をめぐる伝承が、近年の発掘調査によって解明されてきている。推論を極力排し、ヨーロッパの原点に迫る解説書。」ということです。おもしろそうですよね。
 
 
ということで、本日は以上です。
 
あとですねえ、またお知らせなんですが、こちらのミラーブログは今月いっぱいまでにしようかなと考えています。それは困るという方がいらしたら、止めるのを止めるかもしれませんので、これの下にでもコメントで「それは困る」と書いておいてください。理由は書いてくれればありがたいけど、面倒くさかったら書かなくてもいいですよ。いなかったら、予定通り今月いっぱいってことで。よろしくお願いします。

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2006年7月21日 (金)

シャルビューク夫人の肖像

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

ジェフリー・フォード, 田中一江
シャルビューク夫人の肖像


本日一番気になったのがこれです。ランダムハウスの単行本。「白い果実」のジェフリー・フォードではないですか~。なんかこれ、「白い果実」よりおもしろそうな気がする。気がしません?(笑) 内容は「「姿を見ずに肖像画を描いてほしい」その奇妙な依頼は 画家を虜にする……19世紀末のニューヨーク。肖像画家のピアンボに突然声をかけてきたのは、両目が白濁した盲目の男。シャルビューク夫人の使いと称し、法外な報酬を口にして、肖像画の製作を依頼してきた。ただし、屏風の向こうで夫人が語る過去の話とその声だけで、姿かたちを推測しなければならない、という奇妙な条件付きで。謎の霊薬、人糞占い師。血の涙を流しては死に至る奇病の流行……夫人の荒唐無稽な語りを聞くようになってからというもの、ピアンボの周辺でも不可思議な事が次々と起こるようになり……。世界幻想文学大賞、エドガー賞受賞の鬼才が贈る、クロスジャンルの最高傑作!」ということです。
 
 

アレステア レナルズ
カズムシティ


早川書房の文庫本です。え、文庫本なのに1512円? ページ数がわからないんですが、よっぽど分厚いんでしょうね。上下巻にするよりって感じっぽい。内容は「英国SF協会賞受賞のノンストップ・ハードボイルド・アクション超大作! 「融合疫」により異形の街と化したカズムシティ。宿敵レイビッチを倒すべく、タナーの壮絶かつ孤独な追跡が始まる!  身辺警護の専門家タナー・ミラベルは、雇い主一家を惨殺した黒幕レイビッチを追って、故郷から遠く離れたイエローストーン星に到達した。だがそこで目にしたのは異形の都市カズムシティだった。謎のウイルスによる”融合疫”の発生により、建築物はあたかも新種の植物のように成長し、複雑に融合しあって奇怪なジャングルを形成していた……異形の街を舞台に展開する、ノンストップ・ハードボイルド・アクション超大作!」ということです。
 
 

ウェン スペンサー
ティンカー


こちらも早川書房の文庫本です。ハヤカワじゃなかったら、パスしちゃう表紙ですね。私たちはハヤカワ応援団だから、とりあえず(笑) 内容は「サファイア賞受賞! SF+ファンタジイ+恋+冒険! 魔法が支配するエルフホームに転移したピッツバーグを舞台に、天才美少女ティンカーが大活躍! 21世紀末、中国が開発した異次元間転移装置ハイパーフェーズにより、異世界への道が開かれた。だがその装置は未完成で、なぜかピッツバーグだけが魔法が支配するエルフホームに転移してしまった。ティンカーは、そのピッツバーグでスクラップ業を営む、18歳の天才少女。ある日、魔法の狛犬に襲われた一人のエルフを助けたことから、地球・エルフホーム・オニヒダの三世界にまたがる奇想天外な大事件に巻きこまれることに! 」ということです。
 
 

ジョージ R R マーティン
七王国の玉座 3


そしてこちらは安定株、早川書房の文庫本です。内容は「〈氷と炎の歌1〉息子に放たれた刺客の正体を追い都へ赴いたケイトリン。その帰途を皮肉な偶然が襲う!めくるめく群像劇、第3巻。スターク家の当主の妻ケイトリンは、昏睡状態の息子が襲われた事件を調べるため都を訪ね、刺客が使った短剣はラニスター家の“小鬼”ことティリオンのものと知った。そして北の領地への帰途、運命のいたずらで彼女は意外な人物と邂逅を果たす。一方、錯綜する人々の思惑と戦乱の影をよそに、享楽的な王は武芸競技大会の開催を命じた。七王国全土から貴族たちが集まる華やかなその場所で、今、玉座をめぐる争いが加速する! 」ということです。しつこいですが、やっぱこれ、シリーズ名が<氷と炎の歌>なんですね。もうわかりました、迷いません(笑)
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月20日 (木)

風の影 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

カルロス・ルイス・サフォン, 木村 裕美
風の影 上



カルロス・ルイス・サフォン, 木村 裕美
風の影 下


今日、一番気になったのはこれです。集英社の文庫本。気になるので上巻のと下巻のと両方紹介しちゃいますが、内容は「世界各国で読まれる大ベストセラー小説! 1945年バルセロナ。霧深い夏の朝、少年ダニエルは父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で1冊の本に出会った。謎の作家、都市の迷宮…。歴史、冒険、ロマンスあふれる世界的大ベストセラー。」「読み出したら止まらない壮大な物語。ダニエルは『風の影』の作者の謎を追ううちに、内戦に傷ついたバルセロナの秘密の迷宮に入り込み、憎悪、情熱、呪い、狂気、因縁、恋愛等、様々な体験を重ね、作家の過去と彼の未来が交差していく。」ということで、おもしろそうですよねっ。いきなり文庫で出すのが力入っていないのかと気になりますが(笑)、まあ、私たちがおもしろいと思う本と売れる本は微妙に違いますからね(^^;)(^_^;) これはイチかバチかで読むしかないかな~っ♪   とりあえず、スペインのアマゾン(なのかなあ?)で検索してみたら、こんな感じで 、評判は良いみたいです。
 
 

リンジー・モラン, 高山 祥子
わたしはCIA諜報員だった


こちらも集英社の文庫本です。内容は「世界最高の情報機関は、役立たずの無能集団。スパイに憧れた少女が、念願のCIAに入局――だが、そこには驚き呆れる現実が待ち受けていた。初めての訓練から、9・11を経て、絶望し、退局するまでの5年間を実体験をそのままに赤裸々に公開する。」ということで、ちょっと気になる内容ですね。
 
 

カトリーヌ・ヴァン・モペス, 北原 千津子
エミリー―ジャワ1904年


アートンの単行本です。内容は「夫の赴任先、オランダ領東インドで暮らし始めたエミリー。いつしか生まれた夫への疑問、ひとりの青年との出会いがエミリーを翻弄する…。アジアを愛してしまったフランス人女性の悲劇を描く歴史小説。」ということで、ロマンス色が濃そうですね。とはいえ、こういう時代&舞台設定は、夏には特に惹かれるものがあるんですよね~。
 
 

カレル・チャペック, 伴田 良輔
ダーシェンカ小犬の生活


ソニーマガジンズのヴィレッジブックスです。単行本からの文庫化ですね。ずいぶんとこざっぱり可愛らしい表紙になりましたねえ。内容は「生まれたとき、それは片手に載せられるほどの、白い小さなかたまりだった。それからダーシェンカはいかにして、歩き方、ミルクの飲み方を覚え、家中のものをかじるようになったか。「ダーシェンカ」の姉妹編。」ということです。
 
 

メンデ・ナーゼル, ダミアン・ルイス, 真喜志 順子
メンデ―奴隷にされた少女


こちらもソニーマガジンズのヴィレッジブックスです。内容は「少女は、家族を奪われ、家畜のように売買された。虐待やレイプ、名前も呼ばれず、残飯を与えられている。人身売買は、いまだに存在している!地獄を生き抜いた少女の魂の叫び。」ということです。
 
 

マティアス マルティネス, ミヒャエル シェッフェル,林 捷, 生野 芳徳, 末永 豊
物語の森へ―物語理論入門


法政大学出版局の単行本です。物語理論、気になります。内容は「「物語る」ということば、事実の物語と虚構の物語、物語られた世界、物語の時間構造などをテーマに取り上げ、物語の概念と理論を、具体的作品に適用しつつ明らかにした格好の入門書。」ということです。読んでみようかな~。
 
 

エズラ パウンド,城戸 朱理
エズラ・パウンド長詩集成


思潮社の単行本です。内容は「典雅さと雷鳴のごとき力の咆哮が交錯する初期パウンドの長詩「ペリゴール近郊」「ヒュー・セルウィン・モーバリイ」「セクストゥス・プロペルティウスへの讃歌」を集成。ダンテ的巨編「詩篇」の祖型がここにある。」ということで、 エズラ・パウンドは1885年生まれ、詩人であり、音楽家であり、批評家でもあり、翻訳者でもあったそうで、モダニズム運動の中心的存在だったようです。長詩ってことは、物語性のある詩なのかな。ちょっと気になります。
 
 

ボリース パステルナーク, 工藤 正廣
第二誕生 1930‐1931


未知谷の単行本です。これも詩集なんですけどね、小説「ドクトル=ジバゴ」のあのパステルナークです。1958年にノーベル文学賞を受賞というか、辞退というか、やっぱり遺族が受けとったというか。とにかく、あのパステルナークです。内容は「一気呵成の再生と創造。美貌のミューズは詩人に転回点をもたらした。」ということです。
 
 

アビ ヴァールブルク,伊藤 博明, 富松 保文
ルターの時代の言葉と図像における異教的=古代的予言


ありな書房の単行本です。内容は「ルターの宗教改革の内部に復活し、占星術に巣喰う古代のダイモーン的活動を、言葉とイメージの相互作用の内に析出する、時空を貫き、表象の閾をとりはらい、世界の隠された徴を顕わにする、イコノロジーというテクノ‐イデアの精華。」ということで、この<ヴァールブルク著作集>のシリーズは気になるんですが、ありな書房を検索してHPに行くと、2002年の初頭から更新されてないみたいなので、まとまった情報を得られません。ありな書房だけにありえな~い、って(^^;)(^_^;) とりあえず、アマゾンでヒットするのはこんな感じなので、興味のある方はご自分でひとつずつ見てみてください。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月19日 (水)

あたしたち、最高の女の子 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

コリーン・カラン, 近藤 麻里子
15歳―あたしたち、最高の女の子


本日は連休があった影響か、この1冊のみですね。とはいえ、こんなときでもハーレクインはたくさん出てますが。それにしても、日本人はカタカナ名前の登場人物が苦手だから翻訳本は売れないとか、翻訳本は高くなって当たり前だとか、そういう短絡的な意見は、すべてハーレクインが覆してくれてますよね。まあ、これについては反論は多々おありでしょうが(笑)

それはともかく(笑)、これはソフトバンククリエイティブの単行本です。内容は「あたしたちは15歳なりに完璧だった。でも、その頃のあたしたちにはわからなかった。高校生活は永遠に続かないってことが…。お嬢様女子学園で、いちばんワルでモテる3人組のポップでせつない青春小説。」ということで、表紙を見たときには、こりゃ却下と思ったのですが、意外と内容紹介を見たかぎりでは、読んでみないとわからないかもって気がしました。
 
 
あとですねえ、9月の情報なのですが、東京創元社から、私たちが「驚異の発明家(エンヂニア)の形見函」「形見函と王妃の時計」を読んでいるアレン・カーズワイルの、今年1月に出た「レオンと魔法の人形遣い」がヤングアダルト向け3部作だということだったんですが、早くも第2弾が出るみたいです。「レオンとポテトチップ選手権」(上・下)というタイトルだそうで。ポテトチップ選手権?!

それから、創元推理文庫で、アン・マキャフリーの「もしも願いがかなうなら」というファンタジー作品が出るそうです。これはシリーズとかじゃなくて、単発ものみたいですね。アン・マキャフリーは読んだことないのに、私たちの中ではアンマキャという愛称で親しまれているのですが(笑)、そんなこと言ってないで、いいかげん読んでみたほうがいいかもです。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月17日 (月)

お知らせ

本日は気になる新刊本はないのですが、「2006年上半期あなたのベストほんやく本」はまだまだ募集中です。新刊でなくてもかまいません。2006年にあなたが読んだ翻訳本のうち、とくに良かったものを教えてください。詳しい投稿方法などはこちら(↓)をご覧ください。


http://park8.wakwak.com/~w22/note2.html


ご参加お待ちしております♪


それとですねえ、ミラーブログとしてやってきたこちらですが、おかげさまでアメブロの調子がよくなったので、そろそろこちらのミラーのほうは閉じようかな~と思っております。こちらにブックマーク等してくださっている方がいらっしゃいましたら、お手数をおかけしますが、アメブロのほうに変更しておいてくださいませ。

こちらです。
http://ameblo.jp/suminie/

よろしくお願いいたします。

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2006年7月16日 (日)

戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ ほか

本日の気になる新刊本と復刊本の情報です。
 
 

カフカ, 池内 紀
流刑地にて


白水社の白水Uブックス、カフカ・コレクションです。このところよく出ているから、もうお馴染みですね。内容は「流刑の地で行なわれる処刑という奇妙な儀式。機械を用いての死刑執行のさなか、囚人と執行者の立場が逆転……。表題作のほか、カフカの生前に発表された『判決』『観察』『火夫』を収録。 」ということです。
 
 

ルイーズ・ボーデン, 福本 友美子
戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅


岩波書店の単行本です。実は私たち、おさるのジョージのグッズを集めていたりします。だからこれ、かなり気になります~。内容は「一九四〇年六月のある朝、H.A.レイとその妻マーガレットはドイツの軍隊が攻めてくる数時間前にパリを脱出した。それも自分で組み立てた自転車に乗って! わずかな荷物のなかにあったジョージの原画が絵本になるのは、翌年アメリカでのこと。ふたりの生い立ちや奇跡の逃避行を、日記や写真、イラストをまじえてたどる。」ということです。
 
 

シュライナー
アフリカ農場物語 上


岩波文庫の新刊本です。これは全2冊の上巻のみですね。下巻は来月ぐらい? 内容は「緑豊かな南アフリカの平原を舞台に、三人の子どもたちの成長を描く物語。リンダル、エム、ウォルドーが暮らすケープの農場、そこに謎の男ボナパルトが現れ、巧みな弁舌で乗っ取りを謀るが・・・。遥かな大地に息づく人々の暮らしをこまやかに写しとり、アフリカ文学の先駆者となったシュライナー(1855-1920)の代表作。」ということで、これはハズレなく面白そうですね~。読みたいかもっ。
 
 

トルストイ, 藤沼 貴
戦争と平和 (5)


こちらは岩波文庫の、このところで紹介している新訳ですね。全6巻で5巻まで来ました。内容は「敵軍、モスクワ侵攻! 退去勧告のビラが撒かれる。引揚げるナターシャは重傷のアンドレイと再会し、ゆるしを乞い、死の日まで付添う。一方、ナポレオン暗殺を誓い大火の首都をさまようピエールは、放火の嫌疑でフランス軍の捕虜となり農民プラトンと出会う。その邂逅にロシア的生命の光を垣間見るのだが・・・。」ということです。
 
 

今村 与志雄・訳
唐宋伝奇集〈上〉南柯の一夢 他11篇



今村 与志雄・訳
唐宋伝奇集〈下〉杜子春他39篇


岩波文庫の復刊本です。中国の古典的な伝奇物ってことですね。おもしろそう。それにしても、杜子春って懐かしいっ。他にも知っている話がたくさんあるのかしら。内容は「唐宋伝奇の源流は六朝時代の怪異譚にある。唐代になると、意識的に奇異なものを追求し修辞にも凝って、ここに文学と呼ぶにふさわしい創作ジャンルが成立する。その面白さは、幻想を追っているようで実は深く人間の本質をついているところにあり、そうした佳篇と、日本文学に影響を与えた作品をえらび収めた。」ということです。
 
 

シューマン, 吉田 秀和
音楽と音楽家


こちらも岩波文庫の復刊本です。内容は「シューマンは「春の交響曲」や「子供の情景」などの曲で親しまれるドイツ初期ローマン派の作曲家であるが、またすぐれた音楽評論家でもあった。本書はその論文の大半を収めたもので、ショパン、ベルリオーズ、シューベルト、ベートーヴェン、ブラームスなど多数の音楽家を論じ、ドイツ音楽の伝統を理解する上に貴重な読物である。」ということで、シューマンってそうだったんですか、知らなかった。偉大な作曲家が偉大な作曲家たちのことを語るなんて、いいですね~。クラシックファン必読?
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月15日 (土)

悪魔のピクニック ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

タラス・グレスコー, 仁木 めぐみ
悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く


早川書房の単行本です。こりゃなんでしょうね~。内容は「食べるなと言われると、食べたくなる!? 食を通じて、人間の欲望と社会・政治とのかかわりを解き明かすトラベルエッセイ。コカはコカインの原料として目の敵にされている。しかし、コカ茶を飲み、コカの葉を噛むボリビアでは、麻薬依存症の患者は驚くほど少ない。世界中のコカ畑をつぶしてしまえば、ドラッグ問題がほんとうに解決するのだろうか? 甘い香りが魅惑的なチョコレートも過去に禁止されていたことがある。フランス・バスク地方のバイヨンヌでは、ユダヤ人が従事したチョコレート売りが不条理にも禁止されていたという。シンガポールでは、ポピーシードつきのクラッカーはごく微量のアヘンを含むという理由で、またガムは街を汚し地下鉄の運行を妨げるからと、禁止されている。ほかにも何かと禁止づくめの管理国家で著者が行なった大胆な実験とは……? フランスの生乳チーズやスペインのハムは、アメリカに持ちこむことができない。衛生面に問題があるというのだが、本当のところはどうなのか。かわりにホルモン剤を投与された家畜の肉や遺伝子組み換え食品のほうがいいわけではないだろうに……。 これら「禁断の果実」の生産者や愛好家のもとを訪れ、誰がどうして禁止したのか、そのことはわれわれに何をもたらしたのかを探り、変わることのない人間の欲望の本質と社会・政治とのかかわりを垣間見る。」ということで、なるほど、タブー視される食べ物のお話ですね。
 
 

アリー・ケネン, 羽地 和世
ビースト


こちらも早川書房の単行本です。内容は「十七歳の少年スティーヴンの、誰にも言えない秘密。それは、貯水池で飼っている恐ろしい動物のことだった――凶暴な動物に立ち向かう少年の、危険な冒険と葛藤、成長をリアルに描いた青春小説。」ということで、内容がよさそうなだけに、タイトルにもうひと工夫ほしかったですねえ。
 
 

K.C.コール, 大貫 昌子
おしゃべりな宇宙―心や脳の問題から量子宇宙論まで


白揚社の単行本です。科学コラムですね。内容は「『ロサンゼルス・タイムズ』の連載記事を中心に、宇宙に関するコラムを収録。「科学する」ってこういうことだったのか! 量子論、超対称性、平行世界…。宇宙との対話をとおして見えてくる21世紀の科学の相貌。」ということです。難しいはずのお話が、わかりやすく楽しくなってると期待していいのかな。
 
 

パレ・ユアグロー, 林 一
時間のない宇宙―ゲーデルとアインシュタイン最後の思索


こちらも白揚社の単行本です。内容は「アリストテレス以来最大の論理学者といわれるゲーデルは、第二次大戦を避けアメリカのプリンストン高等研究所に移り住み、そこでアインシュタインと出会った。相対性理論で考えられうる宇宙「ゲーデル宇宙」では、タイムトラベルが可能となる。はたしてそのような時間を時間と呼べるのか。ゲーデルのテーゼ「時間は存在せず」を軸に、十九世紀末のウィーンから二十世紀半ばのプリンストンで、認識論と実在論、集合論、論理学、宇宙論、量子論をめぐって展開された知の巨人たちの思索の旅。」ということで、タイムトラベルは可能?!
 
 

モシェ スミランスキー, Moshe Smilansky, 母袋 夏生
死の接吻―「アラブの人々」より


論創社の単行本です。論創ファンタジーコレクションの1冊ですね。内容は「伝統や因習を踏まえ、懐旧の情に満ちて綴られた、美しい中東の物語集。逃れられない運命を描いた表題作、異教徒であるユダヤ人への秘かな想いが哀切な「ラティーファ」ほか、全9編を収録。」ということです。 中東のファンタジーですか、いいですね~♪
 
 

ハイナー ミュラー, Heiner M¨uller, 谷川 道子
指令


こちらも論創社の単行本です。戯曲ですね、<ドイツ現代戯曲選30>のシリーズの第17弾です。うっすら見える絵がいいですねえ。内容は「20世紀最後の劇作家と名高い著者の傑作戯曲。フランス革命時、主導者であるロベスピエールが、ジャマイカの黒人解放運動を組織しようと送った「指令」とは。現代のポスト・コロニアリズムへと続く意欲作。」ということです。
 
 
ローラント シンメルプフェニヒ, Roland Schimmelpfennig, 大塚 直
前と後
こちらも論創社の単行本、<ドイツ現代戯曲選30>のシリーズの第18弾です。内容は「総勢39名の登場人物たちが、同じホテルの一室を舞台に、さまざまな状況のもとで実存的なモノローグや秘教的なダイアローグ、あるいはシュールなイメージ世界を繰り広げていく。シンメルプフェニヒの出世作とも言うべき戯曲。」ということです。大人数ですね~(笑)
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月14日 (金)

ダレン・シャン ほか と漏れ分

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

シェイマス・ヒーニー, 村田 辰夫, 坂本 完春, 杉野 徹, 薬師川 虹一
電灯


国文社の単行本です。シェイマス・ヒーニーはアイルランドの詩人。1995年にノーベル文学賞を受賞しています。「イエイツ以来の最大の詩人」と言われています。んで、この表紙がなんなんだろうと気になって、ふと思いついて広辞苑の「ケルト」を調べてみたら、長い説明文の最後にありました、「七~八世紀のアイルランドや北部ブリテン地方は、独特な幾何学模様によるキリスト教美術で有名。」、これだ~! でしょ? 内容は「ここは平らに流れる水が ネエ湖から簗を越えて どっと注ぎ込んでいたところ まるで 平らな地の果てにたどり着いて 輝きながらバーン川の悠久の今に まっ逆さまに落ちているようなところ ヒーニーの第11詩集。」ということです。
 
 

ダレン・シャン, 田口 智子, 橋本 恵
ダレン・シャン 1



ダレン・シャン, 田口 智子, 橋本 恵
ダレン・シャン 2



ダレン・シャン, 田口 智子, 橋本 恵
ダレン・シャン 3


なにを今さら「ダレン・シャン」の単行本、と思った? 小学館ファンタジー文庫です。といっても文庫化じゃなくて、ソフト本化みたいです。が、お値段は文庫本ぐらい、か、ちょっと安いぐらい。買い揃えると高いよな~なんて言ってた方には朗報ですっ。内容は「主人公ダレン・シャン少年は、偶然に奇怪なサーカスのチケットを手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、ダレンが正体不明のバンパイアと取り引きしたこととは…。」ということで、まだ迷ってる方は小学館のダレン・シャンのホームページ なんてのもありますよ。
 
 
あとすみません、こちらが6月に出たんですが、チェック漏れで紹介していないかと思います。


柴田 元幸・編
どこにもない国―現代アメリカ幻想小説集


松柏社の単行本です。アンソロジーですね。内容は「独特の歪みと妄執、ユーモアの溢れるエリック・マコーマックの「地下堂の査察」ほか、1980年代から現在までに書かれたアメリカ幻想小説を厳選。あなたの「いま・ここ」がゆらぐ、奇怪な、けれど奇妙に切ない9つの物語。」ということで、収録作品は以下になります。

「地下堂の査察」  エリック・マコーマック
「Do you love me?」  ピーター・ケアリー
「どこへ行くの、どこ行ってたの?」  ジョイス・キャロル・オーツ
「失われた物語たちの墓」  ウィリアム・T.ヴォルマン
「見えないショッピング・モール」  ケン・カルファス
「魔法」  レベッカ・ブラウン
「雪人間」  スティーヴン・ミルハウザー
「下層土」  ニコルソン・ベイカー
「ザ・ホルトラク」  ケリー・リンク

私たち的には読んだ作品も含まれていて微妙なんですが、このへんの作家の短篇って読んでないな~って方には、まとめて味見ができていいかもしれませんね。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月13日 (木)

喜悦の寺院 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

G. アイルズ, 雨沢 泰
神の足跡(上)



G. アイルズ, 雨沢 泰
神の足跡(下)


講談社の文庫本です。内容は「合衆国政府は人智を超えるスーパーコンピューター〈三位一体(トリニティ)〉の開発を目論む。プロジェクトに加わっていた倫理学者テナント博士は、スタッフ間に発症する奇妙な「副作用」に疑問を抱いていた。共同開発者の死をきっかけに、博士は24時間態勢の監視を振り切り、大統領に計画の中止を直訴しようとするが。」ということです。この方はけっこう翻訳されてますよね。「沈黙のゲーム」っていうのをタイトルだけ知ってる(笑)
 
 

ボンキム チョンドロ, 伊藤 孝義
喜悦の寺院


東洋出版の単行本です。内容は「ベンガル北部地域一帯を襲った大飢饉の史実を元に、イギリス(東インド会社)と戦うベンガル人の姿を描く。インド独立運動への導火線のひとつとなった、ベンガル語文学、日本初訳。」ということです。これはちょっと気になりますねえ。
 
 
ということで、本日は以上です。んで、岩波文庫の気になる復刊情報は下にあります(↓)

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2006年7月12日 (水)

岩波文庫の復刊!

岩波文庫の気になる復刊本ですっ。
 
 

ロレンス・スターン, 朱牟田 夏雄
トリストラム・シャンディ 上



ロレンス・スターン, 朱牟田 夏雄
トリストラム・シャンディ 中



ロレンス・スターン, 朱牟田 夏雄
トリストラム・シャンディ 下


これは読んだ人がみんな大絶賛、私たちも読まなきゃって本です。内容は「プルーストやジョイス等の“意識の流れ派”の源流とも先駆的作品ともいわれる本書だが、内容・形式ともに奇抜そのもので、話しは劈頭から脱線また脱線、独特の告白体を駆使して目まぐるしく移り変る連想の流れは、いつか一種不思議なユーモアの世界をつくり出し、我々はただ流れに身を任せ漂うばかりである。一七六〇~七年。」ということです。

富山 太佳夫, イーヴリン・ウォー
大転落 
大転落 ISBN4-00-322771-9 イヴリン・ウオーだ~。これは在庫があるうちに抑えておいたほうがいいかも。内容は「「あなたも学校の先生におなりで、猥褻行為で退学の学生さんは大半がそうですから」。学友の乱痴気パーティに巻きこまれ、あげくに放校処分をくらってしまったポール・ペニフェザー君。わけ知り顔の門番の言葉におくられ、教職斡旋所の門をくぐるが……。かくして我らが主人公の多事多難な人生航路が始まる。抱腹絶倒の滑稽小説。」ということです。
 
 

ドストエフスキー, 米川 正夫
未成年 上



ドストエフスキー, 米川 正夫
未成年 中



ドストエフスキー, 米川 正夫
未成年 下


私たち、ドストーさんは好きで、一時期追ってたんですけどねえ。これは読んでないっす(T_T)(T_T) 内容は「貴族でインテリゲンチャの主人公ヴェルシーロフは、齢不惑を過ぎて一家の主となりながら、霊肉の相剋に悩み「理想の女性」アフマーコヴァへの宿命的な情熱に破滅する。日陰の生いたちのために世を憤りながら、自由と父の愛を求めるその私生児アルカージイ。知的貴族の生命への憧憬を主題に、「父と子」を描く、作者晩年の名作。」ということです。
 
 

メリメ, 杉 捷夫
メリメ怪奇小説選


メリメの怪奇小説か~、読んでない~っ。内容は「石像に地獄へと連れ去られる例のドン・ファンとは別に、奇怪なある出来事を転機に半生を烈しい悔悛に生きたもう一人のドン・ファンがいるのだと物語る『ドン・ファン異聞』。他に『ヴィーナスの殺人』『熊男』を収録。これら三つの短篇にみなぎる奇妙な迫真力は『カルメン』の作者メリメ(一八〇三~七〇)ならではのものである。」ということです。
 
 

W.H. ハドソン, W.H. Hudson, 寿岳 しづ
はるかな国・とおい昔


こちらの内容は「どこまでも続く大草原、広い空にひびく羊たちの鳴き声。アルゼンチンのパンパに育った作家ハドソンが、自然とともに生き、その不思議な美に魅せられた幼年時代の思い出を美しく綴った自伝文学の傑作。博物学と文学の美しい交錯とうたわれるこの作品は、現代人の心にも自然への深い愛着を呼びさます。」ということです。これも気になる~っ。
 
 

イプセン, 原 千代海
野鴨


イプセンか~。これも読んでおきたい本ですね。内容は「人間はどれだけ「真実」に耐え得るのか。うそ偽りの上に幸福は築けないと考えるグレーゲルスは、ささやかながら平穏な生活をおくるエクダル家に「真実」をつきつける。一家の幸せは揺らぎ、一人娘ヘドヴィクは父の愛を取り戻そうと大切にしているノガモを犠牲にする決意をする。詩情あふれる象徴的写実の技巧で描かれた傑作。」ということです。
 
 

イプセン, 原 千代海
幽霊


イプセンがもうひとつあった~(笑) 内容は「愛のない結婚を否定しつつも、因襲的な観念に縛られて放縦な夫のもとに留まり、家名を守るため偽善に終始してきたアルヴィング夫人。夫の偽りの名誉を讃える記念式典を前に、可愛い一人息子のオスヴァルも帰ってくるが、因襲の幽霊がふたたび夫人の前にあらわれる。ギリシャ悲劇に比せられるべきイプセンの傑作。」ということです。こっちもいいですねえ。
 
 

イプセン, 原 千代海
ヘッダ・ガーブレル


と思ったら、まだあった(笑) 内容は「ガーブレル将軍の娘ヘッダは美しく魅力的な婦人。暇で退屈だけれど自分では何をしたらいいのか分らない。そして何もしない。でも他人の成功には平静でいられない。強そうで臆病、望みが高いが平凡、気位が高いくせ嫉妬深い、複雑で矛盾した性格のヒロイン。1891年の初演以来、各国女優の意欲をそそる役柄の一つとなった。」ということです。これは戯曲ですね。あれ、ということは、前の2冊も戯曲か。
 
 

ジャン ラシーヌ, Jean Racine, 渡辺 守章
フェードル;アンドロマック


こちらの内容は「恋の女神ヴェニュスの呪いを受け、義理の息子イポリットに禁断の恋を抱くアテネの女王が、自らの恋を悪と知りながら破滅してゆく姿を描いた「フェードル」。トロイア戦争の後日譚で、片思いの連鎖が情念の地獄となる「アンドロマック」。ともに恋の情念を抗いがたい宿命の力として描くラシーヌの悲劇が名訳によってここに甦る。」ということで、戯曲かな。これは岩波文庫らしいって感じがする作品ですねえ。
 
 

レッシング, 小宮 曠三
ミンナ・フォン・バルンヘルム


あれ、これだけカバーなし? 内容は「ドイツ近代市民劇を確立したレッシングの代表的喜劇であり、クライストの「こわれがめ」と並ぶドイツ喜劇の傑作である。軍人テルハイムの婚約者ミンナヘの愛情と彼の軍人としての名誉心の板ばさみを、快適なテンポと溌剌たる動きの5幕の中に収め、近代化にとりのこされたドイツ市民の悲哀と苦悩とを、あたたかくユーモラスに描く。」ということで、戯曲ですね。
 
 

モリエール, 鈴木 力衛
いやいやながら医者にされ


こちらの内容は「『スカパンの悪だくみ』とならぶ喜劇。主人公スガナレルは若い頃医者の家で働いたことがあるが、今は飲んだくれの木こりで、夫婦喧嘩が絶えない。たまたま名医を探しに二人の男がやってくる。女房マルチーヌは亭主に仇討をする絶好の機会とばかりに亭主を医者に仕立てたが、さて、くり拡げられる珍妙な笑いの数々。一六六六年。」ということで、これも戯曲ですね。楽しそう。17世紀の笑いを堪能できそうですね。
 
 

ティトゥ・クシ・ユパンギ, 染田 秀藤
インカの反乱―被征服者の声


これだけ青です。内容は「一五七○年スペイン国王に提出された文書である本書は、同盟者とみなして迎え入れたスペイン人に裏切られて決起した父マンゴ・インガの事蹟と征服者スペイン人の不正行為を明らかにし、インカ帝国継承者としての自らの正統性を主張した生々しい証言録。対話と独白という形式で被征服者インカの内なる心性を語る貴重なドキュメント。」ということです。なるほど~。
 
 
ということで、気になる復刊情報は以上です。

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黒いカクテル ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

トーベ・ヤンソン, 富原 真弓
誠実な詐欺師


筑摩書房の文庫本です。出ましたっ、トーベ・ヤンソン・コレクションの中で、私たちが一番好きな作品です。読んだときのご紹介はこちら。で、この本の内容は「雪に埋もれた海辺に佇む「兎屋敷」の薄明りのなか、風変わりなひとりの娘と従順な一匹の犬が交わす長いたくらみ。この世のだれひとりとして傷つけることなく、わたしたちが手に入れられるものとは。ポスト・ムーミンとして澄み切った文体で描かれた、著者渾身の傑作長編。」ということです。
 
 

ジョナサン・キャロル, 浅羽 莢子
黒いカクテル


東京創元社の文庫本です。単行本からの文庫化というか、絶版が文庫本で復活というか、とにもかくにも、ジョナサン・キャロル信者がこれでまた少しでも増えてくれると嬉しいところですっ。内容は「世の中には、どんな些細な出来事も、語り口ひとつで冒険や、心臓へのひと太刀に変えられる、すばらしい能力を持つ人がいる……。こう語り出される表題作をはじめ9編を収録。キャロルを読む者はいつも、ふと顔を上げると、何処とも知れぬ場所に置き去りにされた自分に気づく。読んでいたはずの物語さえ、唐突に別の何かに姿を変えているのだ――砂漠の車輪や、ぶらんこの月に!」ということで、収録作品はこちらっ(↓)

「熊の口と」
「卒業生」
「くたびれた天使」
「あなたは死者に愛されている」
「フローリアン」
「我が罪の生」
「砂漠の車輪、ぶらんこの月」
「いっときの喝」
「黒いカクテル」
 
 

G・アポリネール 他, 青柳 瑞穂, 澁澤 龍彦
怪奇小説傑作集4<フランス編>【新版】


こちらも東京創元社の文庫本です。怪奇小説傑作集ですね~。4冊めっ。内容は「「恐怖は人間の最も古い、最も強い感情だ」――H・P・ラヴクラフト。かくして人間は、恐怖を手なずけ、さらには恐怖を愉しむために怪奇小説を発明した。本アンソロジー全5巻には、その代表的な名作が網羅されている。このフランス編には、仮面舞踏会に連れ出された青年が、悪夢にも似た一夜を過ごすジャン・ロラン「仮面の孔」など21編に加え、澁澤龍彦の70枚に及ぶ力作解説を収録。」ということで、収録作品はこちらっ(↓)

マルキ・ド・サド「ロドリゴあるいは呪縛の塔」
シャルル・ノディエ「ギスモンド城の幽霊」
プロスペル・メリメ「シャルル十一世の幻覚」
ジェラール・ド・ネルヴァル「緑色の怪物」
ペトリュス・ボレル「解剖学者ドン・ベサリウス」
グザヴィエ・フォルヌレ「草叢のダイヤモンド」
テオフィル・ゴーティエ「死女の恋」
バルベエ・ドルヴィリ「罪のなかの幸福」
アルフォンス・カル「フルートとハープ」
エルネスト・エロ「勇み肌の男」
シャルル・クロス「恋愛の科学」
ギー・ド・モーパッサン「手」
アルフォンス・アレ「奇妙な死」
ジャン・ロラン「仮面の孔(あな)」
アンリ・ド・レニエ「フォントフレード館の秘密」
マルセル・シュオッブ「列車〇八一」
クロード・ファレール「幽霊船」
ギヨーム・アポリネール「オノレ・シュブラックの消滅」
ポール・モーラン「ミスタア虞(ユウ)」
アンリ・トロワイヤ「自転車の怪」
レオノラ・カリントン「最初の舞踏会」
 
 

シャンナ・スウェンドスン, 今泉 敦子
ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所>


これまた東京創元社の文庫本です。これは純然たる新刊かな。内容は「ニューヨークが変わった街だとは聞いていた。宙に浮かぶ妖精や、教会の屋根に出没するガーゴイル。田舎から出てきて一年、わたしの毎日は驚きの連続だ。ボーイフレンドはできないし、会社ではヒステリーの女上司にうんざり。そんなある日、思いがけず転職のチャンスが舞こんできた。でもちょっと待って、うまい話には絶対に裏がある。現代のマンハッタンを舞台にしたキュートなファンタジー、魔法版『ブリジット・ジョーンズの日記』。」ということです。 なるほど、おもしろいタイトルだなとは思いましたが、この内容は想像してなかった(笑)
 
 

ガース・ニクス, 原田 勝
サブリエル―冥界の扉 (上)



ガース・ニクス, 原田 勝
サブリエル―冥界の扉 (下)


主婦の友社の文庫本です。単行本からの文庫化ですね。表紙がなにげにおしゃれなんですよ、単行本は猫を肩に抱く女性の絵で、文庫本2冊では、女性の絵と猫の絵に分かれているという。こういう気づかなかったら気づかない、気づけばニヤリってパターンは素敵ですよね。内容は「古王国―アンセルスティエールの人間にとっては、その名を聞くだけで恐ろしいところ。そこでは、魔術がさかえ、死霊が徘徊し、冥界への扉が常に開かれている。古王国との『壁』に好んで近づく者はいない。古王国出身のサブリエルは、アンセルスティエール側の『壁』近くにあるワイヴァリー学院の寮に五歳のときから入れられ、十三年間、親と離れて暮らしていた。母は、彼女を産み落としたときに亡くなった。父のアブホーセンは古王国きっての魔術師で、蘇ろうとする死霊たちに永遠の死を与える務めを果たしている。その父が、サブリエルの卒業が間近にせまった今、失踪した。サブリエルのもとには、彼の剣と魔術の道具が、不吉な化け物の手によって届けられた。聞けば、ここ数年、『壁』の付近に出没する死霊の数が激増し、『壁』のむこう側で暮らす人々の姿がぷっつり見えなくなったという。古王国でなにかが起こっている―サブリエルは父を捜しに、単身、『壁』のむこう側に旅立った。1995年オーストラリア・ファンタジー大賞受賞、1997年度米国図書館協会ベストブック選定。」ということです。
 
 

ルイ・ズィンク, 近藤 紀子
待ちながら


而立書房の単行本です。内容は「大西洋の孤島アソーレス諸島はかつて捕鯨の基地であった。そこでは、島民たちが昔ながらの捕鯨をしていると聞いた「僕」は、カメラマンのアナと一緒に、リスボンから出かける。そして、一組の夫婦トムとシャロンに出会い…。」ということで、なんでしょうね、雰囲気のつかめない内容紹介ですが、ちょっと気になります。
 
 
ということで、本日は以上です。んで、岩波文庫の7日づけの復刊は、明日、紹介することにいたしました。お楽しみに~。

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2006年7月11日 (火)

ザ・ロープメイカー ほか

本日の気になる新刊本情報です。というか、気になりまくりっっ。
 
 

ピーター・ディッキンソン, 三辺 律子, 影山 徹
ザ・ロープメイカー―伝説を継ぐ者


出ました~。ポプラ社の単行本です。ずっと「ロープメイカー(仮)」となっていましたが、このタイトルになったのですね。内容は「「道しるす者」に導かれ、伝説の魔法使いを探す旅に出たティルヤ。その一歩はやがて大きな運命の渦となり、新たな伝説の扉を開ける―。イギリスの実力派作家が描く、壮大な叙事詩的ファンタジー。」ということで、読みましょうね~っ。
 
 

サン=テグジュペリ, 谷川 かおる
星の王子さま


ポプラ社は「星の王子さま」にも参戦ということで、これはポプラポケット文庫という単行本ですね? 内容は「砂漠に不時着したぼくの前に、「ねえ、ぼくに羊を1匹描いてよ」という不思議な男の子が現れた。彼は、小さな星の王子さまだった―。生きる意味を問いかける永遠の名作。」ということです。って、説明不要だったかな(笑) 翻訳者の谷川かおるさんは、研究者とかそういうことではないみたいですね。
 
 

チャーリー・ヘンリー, フランシン・プローズ, 寺坂 由美子
アメリカ新進作家傑作選 2005 (2005)


ディーエイチシーの単行本です。このシリーズは、2003年版、2004年版も出てますよね。たしか大御所的な作家が独断で新しい作家の作品の中から短篇を選んで本にしちゃうぞって企画で、2003年度版はジョイス・キャロル・オーツが選者だったはず。この2005年版の内容は「アメリカ文学界で、今後が大いに期待される新人作家たちを年度版で紹介するシリーズの邦訳第3弾。数百を越すノミネート作品から、実力派作家が太鼓判を押す17人による珠玉の短編を一挙に収録。」ということで、ディーエイチシーのHPにまだアップされていなかったので、17人が誰で、なんという作品かは把握できませんでした、ごめんなさい。選者はフランシン・プローズです。って、フランシン・プローズって誰やねん?(笑)
 
 

レイモンド・カーヴァー, 村上 春樹
愛について語るときに我々の語ること


中央公論新社の新書、このところ出ている<村上春樹翻訳ライブラリー>のシリーズですね。揃えている方は、お買い漏れなきよう(笑) 内容は「その鮮やかにして大胆な文学表現で、作家カーヴァーの文学的アイデンティティをくっきりと刻印し、八〇年代アメリカの文学シーンにカルト的とも言える影響を及ぼした、転換期の傑作短篇集。」ということです。
 
 

ジョエル・レヴィ, 柴田 譲治
世界の終焉へのいくつものシナリオ


中央公論新社の単行本です。内容は「科学の暴走、戦乱の火種、自然の壊滅、未曾有の天災……人類を滅亡に導く様々な脅威を取り上げそれぞれの危険度を評価づける。文明崩壊は避けられぬ宿命なのか。衝撃の現実がここにある。」ということです。うちで取り上げる内容じゃなかったかな。よくわからなかったので、とりあえず。
 
 

ステファニー・ウィリアムズ, 大野 晶子
オリガ―ロシア革命と中国国共内戦を生き抜いて


ソニーマガジンズの単行本です。内容は「ロシア革命時、反革命側の手助けをしていたオリガは共産主義者に追われ、中国へ逃避行を果たす。やがて天津で暮らし、幸せな家庭を築いていたが…。人生で3度全てを失い、3度立ち上がった不屈の亡命生活の記録。」ということで、ノンフィクションかな。
 
 

ヘルマン・ヘッセ, 日本ヘルマン・ヘッセ友の会・研究会
ヘルマン・ヘッセ全集 (7)


臨川書店の単行本です。この全集は、これまでにも紹介してきていますね。でもまた書きますが(笑)、こちらのページで全巻の収録作品がわかります。この本の内容は「数多くの名作を残し、青春の作家として、反体制的な作家として、老いと死に向き合う作家として、様々な顔を持つ作家ヘッセの文学作品を集成、本邦初訳の初期作品を含む画期的全集。7巻は「ゲルトルート」ほかを収録。」ということです。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月10日 (月)

タイの少女カティ ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

J. ベヤジバ, 大谷 真弓
タイの少女カティ


講談社の単行本です。きれいな色遣いの表紙ですねえ、ジャンルは児童書になるんですけどね。内容は「お母さんの悲しい秘密と、カティに残した深い愛情――。フランス、ドイツ、アメリカ、オーストラリアなど各国で続々翻訳出版! タイの美しい水辺の村に祖父母と暮らす9歳の少女カティ。母親の人生をたどりながら自分の出生の謎に近づき、やがて自分が選ぶ道を静かに見さだめてゆく少女の成長をみずみずしく描いた物語。」ということです。
 
 

アン・アプルボーム, 川上 洸
グラーグ―ソ連集中収容所の歴史


白水社の単行本です。内容は「ピュリツァー賞受賞、衝撃の全歴史! 『収容所群島』以来の衝撃! 20世紀ユーラシア大陸に現出した「グラーグ」という名の巨大粛清マシーン。独裁権力が生んだ凄絶なまでの不条理。「収容所(ラーゲリ)管理総局」の始まりから終焉までの全歴史を叙述。「20世紀史」の見直しを迫る一冊。 」ということで、かなり気になる内容ですね。チトお高いですが、そのぶん、分厚いですっ。
 
 

ルチャーノ・ロマーノ, 野中 夏実
古代ローマ邸宅の壁画


岩波書店からはこんな素敵な本が出ていました。内容は「ポンペイやローマの壮麗な古代邸宅の壁面には、なぜ、現実の空間を拡張するかのように、優雅な建築や異国風の風景、庭園が描かれたのであろうか。主要な邸宅ごとに大型図版を掲載し、入口の方角や地勢、主題などを検討し、壁画の意味と古代の人々の理想を探る。ポンペイ再発見以来250年にわたる研究史上画期的な試み。」ということで、岩波書店のHPのこのページを見たほうが、感じがつかめるかも。なんかワクワクしますよね~、17850円ですけどね。カラー写真となると、お値段が印刷の質に如実に反映されるから、文句も言えませんが(^^;)(^_^;)
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月 8日 (土)

特別料理 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

スタンリイ・エリン, 田中 融二
特別料理


早川書房の単行本です。すっかりお馴染み、異色作家短篇集(新装版)のシリーズですね。内容は「<1行目を読んだ瞬間 あなたの頭に 記憶という名の悪魔が棲みつく> そのレストランで供される料理は、何物もおよばない美味だった。だがその美味の秘密とは? ミステリ史上不朽の名作とされる表題作ほか、あなたの身辺に思わぬ形で潜む恐怖の影を描き出す全十篇」ということで、レストランの謎の料理って映画とか小説とかで知っているものをいくつか思い出したりするけど、これもそんな感じなのか、ぜんぜん違うものなのかっ(笑)
 
 

チャールズ・ボーモント, 小笠原 豊樹
夜の旅その他の旅


早川書房の単行本です。こちらも異色作家短篇集(新装版)のシリーズ。一瞬、「特別料理」とまったく同じ表紙なのかと思って焦った(笑) 内容は「<芽が出て、育ち、色鮮やかな花が咲く 悪夢という名の大輪が> 平凡な何気ない日常から、小さな芽が生え、いつしか根が伸び、葉が開き、そして花が咲く。色鮮やかな幻想という大輪の花が。手品師のごとき手腕で紡ぎ出す、不思議な不思議な物語全十四篇を収録」ということです。「夜」で「旅」とくれば、もう暗黒ウネウネの世界へ引きこまれると信じきってしまうのは私たちだけでしょうか(笑)
 
 

ロバート・ファン・ヒューリック, 和爾 桃子
白夫人の幻


早川書房のポケミスです。内容は「端午の節句を祝う藩陽の町で行なわれた龍船競争。河岸を埋めた大観衆の目前、先頭争いを演じていた艇で一人の選手が頓死した。自然死かに見えたが、死体の検分で毒殺だと判明した。現場に居合わせたディー判事は調査を開始し、内偵のために夜の巷へ出向く。すると今度は郊外の廃屋で若い女性が惨殺される現場に行き合わせた。しかも二つの事件には思わぬ関連があった……かつて宮廷から消え失せた皇帝の真珠、そして若い男を生贄に要求し民衆に畏怖されていた河神。ふたつの伝説に彩られた怪奇色満点の事件に、判事の合理精神は打ちかてるか?」ということで、ツボを刺激するところの多い内容ですね。おもしろいかも~。
 
 

ジュリアン・ストックウィン, 大森 洋子
新任海尉、出港せよ


早川書房の文庫本です。海洋冒険物ですね、<海の覇者トマス・キッド>のシリーズです。内容は「昇進試験に受かって海尉となったキッドは、同じく海尉となった親友のレンジとともに戦列艦に乗り組み北アメリカへ赴いた。士官では艦内最後任のキッドだが、海軍士官としての自覚と臨機応変の才覚とを発揮しはじめ、フランス私掠船の拿捕に手柄をたてた。さらに草創期の合衆国海軍フリゲート艦に乗り組んでその実力を確認する任務を与えられるなど、次々と出現する試練を経て、キッドは一人前の海尉への道を歩み始める!」ということです。
 
 

デニーズ・ダンクス, 松本 依子
ベイビー・ラブ


早川書房の文庫本です。こりゃまた表紙とタイトルがエロ~ス!(笑) 内容は「車は唸りをあげ、新聞記者ジョージーナを狙った。からくも難を逃れたジョージーナだが、直後に彼女の家に脅迫状が届き出す。さらに同僚の女性記者が爆破事件に巻きこまれて死亡した。その後、記者は妊娠していた事実が明らかに。さらに死の間際に残したメモの存在が浮上。そこには十三人の女性の名が載っており、ジョージーナの名も記されて……。」ということです。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月 7日 (金)

ダークライン(文庫化) ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

ジョー R.ランズデール, 匝瑳 玲子
ダークライン


早川書房の文庫本です。ランズデールだ! 文庫化だ!! ということで、私たちが単行本で読んだときの紹介はこちらです。そういえば、このところランズデール、読んでなかったな~。内容は「十三歳のぼくは、森で古い日記と手紙の断片を見つけた。そこには少女の赤裸々な告白が描かれていた。それを読んだ時から、ぼくはかつてこの町で起こった事件の数々を知ることになる。さる大屋敷の炎上、悪魔的な娼婦の存在、少女の首なし死体……。ぼくは好奇心から、姉とともに事件の謎を解こうとするが、思いもよらない悪夢が待ち受けていた。」ということです。
 
 

デイヴィッド・エディングス, 嶋田 洋一
眠れる女王


早川書房の文庫本です。デイヴィッド・エディングスのエレニア記です。って、このシリーズって前に角川スニーカー文庫で出てましたよね?  著者はもちろんだけど、翻訳者も同じ方だから、あっちが絶版になってしまってるから、ハヤカワ文庫に移ったってことかな。デイヴィッド・エディングスのシリーズ物って、ベルガリアード物語/マロリオン物語(ハヤカワ)→エレニア記(角スニ)→タムール記(ハヤカワ)ってなってたんですよね? それが今回の復刊で、すべてハヤカワに統一されるということかな。これから揃える方(買い直す方を含めて)はキレイに揃いますねえ。良かった、良かった。翻訳本ってシリーズ物なのにならべるとグジャグジャってことがよくあって、あれはイヤですよね~。

この本の内容は「太古の昔、孤独なトロールが群青色の宝石を見つけ、薔薇の花の形に磨きあげた。石は神々の加護を受け、絶大な力をそなえた――そして今、王家の擁護者である聖騎士スパーホークが流刑を解かれエレニアに戻った。故国では司教の陰謀により、若き女王が死の病に倒れていたのだ。病の進行を止めるべく聖騎士団と教母は女王をクリスタルの中に眠らせたが、その術を保つための犠牲は大きかった……剣戟と策謀と騎士道の傑作シリーズ開幕!」ということです。
 
 

スティーヴン・ブルースト, 金子 司
虐げられしテクラ


早川書房の文庫本です。内容は「〈暗殺者ヴラド・タルトシュ〉人間とドラゲイラ族最下層テクラによる革命組織内で殺人が! 巻きこまれたヴラドは!?」ということです。 これもシリーズ物ですよね。と思ってみたら、なんと前の巻は先月に出てるじゃないですか。1ヶ月しか開いてない。早っ! 早川(これじゃオヤジだ、笑)
 
 

マイクル・ムアコック, 井辻 朱美
暁の女王マイシェラ


早川書房の文庫本です。これまた復刊シリーズ物ですね。このところ紹介している、復刊<永遠の戦士 エルリック>シリーズの第3弾。表紙の絵がキレイだ~。ムアコックって表紙絵がキレイなのが多いですよね。内容は「南の大陸へと渡ったエルリックが出会ったのは、雪原の城の中で昏々と眠る美女だった! 」ということです。
 
 

ジェイソン・ウェブスター, 田中 志ほり
デュエンデ フラメンコの魔力に魅せられて


ランダムハウスの単行本です。内容は「イギリスでの学生生活を捨てて、十代のころから憧れていたスペインへ。フラメンコギターをマスターするまでを綴った体験記。デビュー作とは思えない安定した筆致と鮮やかな描写力。」ということです。デビュー作ってことは、たまたま1冊書いたんじゃなく、これから文筆活動を行っていくってことなんでしょうかね。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月 6日 (木)

いいなづけ(完結) ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

A・マンゾーニ, 平川 祐弘
いいなづけ(下) 17世紀ミラーノの物語


河出書房新社の文庫本です。下巻出ましたね~っ。内容は「イタリア文学の最高峰、完結編。飢饉やドイツ人傭兵隊の侵入、ペストの蔓延などで荒廃を極めるミラーノ領内。物語は、あらゆる邪悪のはびこる市中の混乱をまざまざと描きながら、感動的なラストへと突き進む。」ということで、これで全3冊揃いました。読まねば(^^;)(^_^;) 上巻、中巻はこちらです(↓)


いいなづけ 上


いいなづけ 中
 
 
 

アントナン・アルトー, 宇野 邦一, 鈴木 創士
神の裁きと訣別するため


河出書房新社の文庫本です。これは以前にペヨトル工房から出ていた本? と思ったら、新訳? じゃなくて、ペヨトル工房の時と同じ翻訳者さんのお名前もあるから、作品収録がプラスされて、それが新訳ってことかな?? ペヨトル工房のはページ数が少ないから、たぶんそうですね。内容は「「器官なき身体」をうたうアルトー最後の、そして究極の叫びである表題作、自身の試練のすべてを賭けて「ゴッホは狂人ではなかった」と論じる35年目の新訳による『ヴァン・ゴッホ』。激烈な思考を凝縮した二篇。」ということです。
 
 

メグ・キャボット, 金原 瑞人, 代田 亜香子
プリンセス・ダイアリー(2) ラブレター騒動篇


河出書房新社の文庫本です。これは説明不要のお馴染み翻訳本の文庫化ですね。内容は「フツーの女子高生ミアは突然プリンセスに。そんなミアに届いた匿名のラブレター。もしかしてマイケルから? ママの妊娠&結婚騒動や、田舎から従兄弟がやって来て……ますます快調★ラブコメディ第2弾!」ということです。
 
 

ロブ・ライアン, 鈴木 恵
暁への疾走


文藝春秋の文庫本です。内容は「元レーサーと元ゲリラ。運転の天才二人は愛と名誉のために危険な戦いに身を投じた。騎士道精神横溢、ヒギンズ直系の正統冒険小説」ということです。なぜだかこの表紙を見て、ディーン・R・クーンツ「狂った追走」を思い出してしまった。とは言っても、読んでないから、古本屋で見た文庫本の表紙を思い出したってだけのことなんですけどね(笑)
 
 

アレックス・バーザ, 小林 浩子
ウソの歴史博物館


文藝春秋の文庫本です。内容は「妖精の写真にUFO、クローン人間に左利き用ハンバーガー。世界中の人々を見事騙した嘘の数々。インチキ写真の実物も多数掲載!」ということで、これはお気楽に面白そうですね。
 
 

マイケル・ハリス
ぼくたちは水爆実験に使われた


文藝春秋の文庫本です。内容は「「水爆を楽しめ」といわれて太平洋の実験場へ派遣された若いアメリカ兵たち。恐怖と狂騒の12ヵ月を初めてあかす50年目の回想記」ということです。
 
 

スティーブン・キャネル, 小西 道子
九龍城の闇(ガウロンじょうのやみ)


小学館の文庫本です。内容は「米国の大富豪キャシディー家の長男ウィーラーは、飲んだくれの女ったらしで一家の鼻つまみ者。だが、一族の栄誉を担っていた弟が何者かに惨殺される。背後にいるのは中国マフィアか? 一方、香港マフィアのボス、ウォ・ラプ・リンは移植する腎臓と引き換えに中国政府要人と取引を交わした。それは米国を破滅へ導く策略だった。陰謀に巻き込まれた弟の真相を追うウィーラーはついに核心に迫っていくのだが……。」ということです。この方は初邦訳かな?
 
 

山颯, 吉田 良子
女帝 わが名は則天武后


草思社の単行本です。漢字だけだと気づきにくいけど、「碁を打つ女」のシャン・サの新刊本ですわよ。坤さんからの情報です。感謝っ。「碁を打つ女」とはガラッと雰囲気が変わってそうですね。内容は「時は七世紀、唐の時代。一人の少女が後宮に入った。そこは一万人の女たちが皇帝の寵を争い、陰謀と嫉妬が渦巻く世界。だが天運は彼女とともにあった。何の後盾もない平民生まれの少女は、死の淵から救い出され、権力の中枢へと導かれた。皇后に、そしてついに玉座へ上る。天は、彼女に広大な帝国の未来を委ねたのだ。絶対的な権力を持つことの、圧倒的な孤独。そのとき、彼女は何を思うのか―中国四千年の歴史上、唯一の女帝、則天武后。後代の歴史家によって冷酷無比な悪女と貶められ、皇帝であったことすら否定されてきた。その偽りの正史に挑み、転落と再生をくり返した武后の波乱の生涯を、詩情あふれる簡潔な文体で描き上げる。フランスでベストセラー、世界20カ国で翻訳された気鋭の中国人作家の最新小説。」ということです。「簡潔な文体」ってことは、わりとサクサク読めるってことかな?
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月 5日 (水)

チンギス・ハン ほか

本日の気になる新刊本情報です。そういえば、昨日はメンテナンスに引っかかって、更新していなかったのでした。更新を忘れていたんじゃなくて、更新しなかったことを忘れていたという……失礼しました(^^;)(^_^;)
 
 

ジャン=アンリ・ファーブル, 奥本 大三郎
完訳 ファーブル昆虫記 第3巻 上


集英社の単行本です。完訳版ファーブル昆虫記コレクターの皆さん、こんにちは。ちゃんと漏らさず買い続けてますか? ということで(笑)、内容は「他の生物に寄生するのは怠惰な生き方なのか? 3巻上は暗い土の中でカブトムシの幼虫を一瞬にして仕留め麻酔をかけるツチバチや、産卵管を他のハチの巣に突き刺して卵を寄生させるシリアゲコバチなど様々なハチの本能の神秘を教えてくれる。」ということです。
 
 

ヴォルフガンク・ホールバイン, 平井 吉夫
ノーチラス号の冒険 第3巻 深海の人びと


創元社の単行本です。こちらはノーチラス号の冒険シリーズの第3弾ですね。1と2については4月5日分で紹介しています。こちらの内容は「海底の珊瑚の森にひらけた幻想的な世界。マイクと仲間たちは魅了されるが、住民同士の対立に巻きこまれる。そのときアトランティス最後の王女セレナが魔力を使い、温和な住民を強引に支配しようとする。それを阻止できるのはマイクのみ……黒い石の街に踏み入ったとき、そこには不気味な生き物が棲息していた……。」ということです。
 
 

ジョン・マン, 宇丹 貴代実
チンギス・ハン―その生涯、死、そして復活


東京書籍の単行本です。内容は「征服こそは、天から授けられた宿命―。「世界史を作った英雄」チンギス・ハンの生涯と征服の過程をたどる綿密な評伝に、死後の神格化とその霊廟の変遷、謎とされる墓の探索紀行を加えた力作。」ということです。生涯だけじゃなく、死後までもっ。気合いの入った力作みたいですね。
 
 

マイケル・コロスト, 椿 正晴
サイボーグとして生きる


ソフトバンククリエイティブの単行本です。内容は「頭に機械の耳を埋め込んだ男の実体験と葛藤。30代半ばで完全失聴者となった男は、頭に人工内耳(コンピュータ制御の耳)を埋め込む。五感の1つを機械に譲り渡したことで、自分がサイボーグになったことを自覚すると同時に、より人間らしい心を持つようになった男が語る、1人称のルポルタージュ。」ということです。
 
 
本日は以上になりますっ。

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2006年7月 3日 (月)

ラスト・ドッグ ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

ダニエル・アーランハフト, 金原 瑞人, 秋川 久美子
ラスト・ドッグ


ほるぷ出版の単行本です。これはYA本ですね。内容は「義父との仲がうまくいかないローガンの唯一の友達は、犬のジャックだった。だが、犬を媒介とするおそろしい伝染病がひろまり、街はパニックにおちいる。ローガンは必死にジャックを守ろうとするが…。」ということです。
 
 

ジュリア・カールスン・ローゼンブラット, フレドリック H.ソネンシュミット, 堀切 大史
シャーロック・ホームズとお食事を―ベイカー街クックブック


東京堂出版の単行本です。内容は「ベイカー街の名探偵シャーロック・ホームズの物語に登場する料理の数々を、料理研究家でありシャーロッキアンの著者が紹介。約200種におよぶ料理のレシピとともに、ヴィクトリア時代の伝統的なイギリス料理を再現。」ということで、イギリスの料理だから、定番メニューにできる美味しさは期待できるかできないかわからならないけど(笑)、やっぱり小説に出てくるような料理って興味津々ですよね。気になるっ。
 
 

ウォルター・マップ, テオフラストゥス, 聖ヒエロニムス, 瀬谷 幸男
ジャンキンの悪妻の書―中世のアンティフェミニズム文学伝統


南雲堂フェニックスの単行本です。内容は「「ウァレリウスが哲学者ルフィヌスに妻帯を戒める書簡」「結婚についての書」「ヨウィニアヌスへの駁論抄」という、3本の女性嫌厭・反結婚主義の論考を、中世ラテン語原典より本邦初訳で収録する。」ということです。どうしたんでしょうねえ、この方は。よっぽど辛い目にあったんでしょうね(笑)
 
 

ジジ・L・グレイザー, 小川 敏子
こんな結婚の順番


ランダムハウス講談社の文庫本です。こちらは内容詳細は現時点ではネット上未公表でわからないんですが、帯に「これが夢にまで見た私の結婚?!」とありました。この方もなにか辛いことが?(笑)
 
 

ジョゼ・フレーシュ, 番 由美子
玉座への道 絹の女帝 第三部


ランダムハウス講談社の文庫本です。これまた内容詳細は現時点ではネット上未公表でわからないんですが、<絹の女帝>という歴史ファンタジーの三部作の第3巻ということです。
 
 
ということで、本日は以上です。

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2006年7月 2日 (日)

お知らせ

本日は気になる新刊本じゃなくて、お知らせです。


ただいま、本体のHPのほうで、「2006年上半期あなたのベストほんやく本」を募集中です。新刊でなくてもかまいません。2006年にあなたが読んだ翻訳本のうち、とくに良かったものを教えてください。詳しい投稿方法などはこちら(↓)をご覧ください。


http://park8.wakwak.com/~w22/note2.html


ご参加お待ちしております♪

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2006年7月 1日 (土)

柘榴のスープ ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 

マーシャ・メヘラーン, 渡辺 佐智江
柘榴のスープ


白水社の単行本です。内容は「イラン系女流による世界的ベストセラー小説 流血のテヘランを逃れ、アイルランドの田舎町で郷土料理店を開いた、美人三姉妹の流転の先には? イラン系女流作家による世界的ベストセラー小説。各章にペルシア料理のレシピ付き。 」ということで、これはもう表紙を見た瞬間に読むと決めました!(笑) 「ペルシア料理のレシピ付き」ですってよ、た~まりませ~ん♪
 
 

ナタリー・スタンディフォード, 代田 亜香子
ガールズ&ボーイズ


主婦の友社の単行本です。内容は「仲よし3人組が始めた恋人紹介のウェブ・サイトは、学校中の注目の的。3人とも学校の有名人になり、ホリーにもやさしいボーイフレンドができたのはいいけれど…。2005年刊「デート・ゲーム」の続編。」ということで、そうか、ボーイズ&ガールズってのはもう時代錯誤なんですね。
 
 

ロアルド・ダール, クェンティン・ブレイク, 中村 妙子
オ・ヤサシ巨人BFG


評論社の単行本です。ロアルド・ダールコレクションの11だそうです。内容は「ある夜、ソフィーは巨人にさらわれた。巨人の名は、オ・ヤサシ巨人BFG。連れていかれたのは、巨人国。恐ろしいことに、巨人たちは、ニンゲンマメ(人間)を好物にしていた。はたして、ソフィーの運命は…? ソフィーとBFGの、人喰い巨人退治大作戦が始まる!」ということです。ニンゲンマメだって! おもしろそうですね。
 
 

ロアルド・ダール, クェンティン・ブレイク, 灰島 かり
へそまがり昔ばなし


評論社の単行本です。これがロアルド・ダールコレクションの12ですね。内容は「昔話の主人公は、ふつう〈いい子〉だよね。ところがどっこい、赤ずきんはピストルをぶっぱなし、白雪姫は競馬好き。シンデレラときたら…。ブラックユーモア満載。ダールの、びっくり昔話。」ということで、白雪姫がどうやって競馬場に行って馬券を買うんでしょうね。ウィンズで継母にバッタリ会っちゃったりして(笑)
 
 

セーラ・L.トムソン, ロブ・ゴンサルヴェス, 金原 瑞人
真昼の夢


ほるぷ出版の絵本です。これはどう見ても大人OKというか、むしろ大人向き? ですよね。内容は「想像してごらん。本をひらくと 音もなく みたこともない風景が あなたをまねく、そんな日を。想像してごらん。ありふれたものが奇妙なものへ変わり、不可能なことが可能になる、そんな日を……。カナダの画家ロブ・ゴンサルヴェスがえがく、眠りとめざめのあいだの時間。想像力にみちたイラストレーションが、見るものを奇妙な世界へさそいこむ。好評既刊『終わらない夜』続編」ということです。良い夢みられそう♪ で、「終わらない夜」はこちら(↓)


終わらない夜
 
 
ということで、本日は以上なんですが、ポプラ社から6月に出るはずだったピーター・ディッキンソン「ロープメーカー(仮)」はとうとう出ませんでしたねえ。7月の新刊情報にもなかったし。まさかお流れじゃないですよねぇ、ううっ。

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